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英単語の新しい記憶法 [英語]

英語を勉強するうえで英単語を覚えることは欠かせませんが、「英単語を覚えるのは苦手」「覚えたつもりでもすぐに忘れてしまう」と思っている生徒、または受験生は多いと思います。
実はアンも英単語を覚えるのは苦手だし、単語を覚えることに時間も費やしたくないし、気が進みませんでした。
そんなアンも、英語で通って来る生徒には、毎回、単語の宿題は出しているし、チェックして、なかなか覚えられない単語については繰り返し、やってもらうことにしています。

アン自身は文章中に出てくる知らない単語については、その都度覚えるようにしていましたが、単語だけの教材を使っての暗記はもうかなりの期間していませんでした。

ところが、ここ半月余りは、アン自身の英語の勉強に単語の暗記も組み入れるようになりました。
先日、合格祝いをした生徒から良さそうな英単語の教材を教えてもらったからです。
暗記することが極端に苦手だった生徒が、「単語が一番得意」と言い切ったのは、本人の努力はもちろんですが、自分に合った教材に出会ったことが理由だったようです。

そこで、アンも早速、Amazonでその教材を手にいれました。

本のタイトルは「百式英単語」(西東社・太田義洋)で、表紙の説明には「どの単語集でも覚えられなかった君へ贈る!確実に覚えられる最強の単語集」と書いてありました。
共通テストや、英検準2級から準1級合格をカバーできる単語集で25時間で2023語を覚えるようになっています。

覚え方は簡単で、1日20分、百語を、かけ算の九九を覚える要領で、1単語につき2回音読していきます。その百語を1週間音読し続けます。
アンもまだ始めたばかりですが、九九を覚える感じで、1日20分、ひたすら音読を繰り返していくと、意味のわからなかった単語が脳に染み込んでいき、口からしぜんに出るようになるのです。
書いて覚える必要もなく、大切なのはとにかく音読することです。

英単語を覚えるのが苦手だと思っている生徒は、出来るだけ早く教材を手に入れ、このゴールデンウイークからやり始めてみてはいかがでしょうか。



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英検2級受験に向けて [英語]

チャレンジ高校の受験以来通って来ているFちゃんも、この4月で高校3年生になりました。

心身共の不調は時折見られるものの、Fちゃんは目的があると俄然やる気になります。
現在は、6月実施の英検2級に向けて頑張っています。

準2級までは順調に進んでいましたが、2級はそう簡単には受からないと思っていました。
そこで、今回は挑戦のつもりで受けてみようということになり、今回の試験で50%から60%取ることを目標にし、次回で合格するという計画を立てていました。

Fちゃんは記憶力もいいし、理解力もあるので指導するうえで困ったことはありません。
4年間通って来ていて、今年、浪人することになったSちゃんと異なり、学校の勉強にアンが関わらなくてすむので、その点も楽です。
丸暗記を強いられるSちゃんの定期テスト対策には多大な時間を取られ、その意義も見出せなかったアンには、時間の無駄としか思えませんでした。

Fちゃんの弱い点は、整理整頓が苦手なこと、そのため教材が見つからなくなってしまうことが間々あります。
また、30分から1時間ほどの遅刻はよくします。
これまでは、去年、お母さんが亡くなったこともあり大目に見ていたのですが、先のことを考えるとよくないので、注意してもらうことにしました。
勉強も大事ですが、睡眠、休養、そして食事など、日常生活はもっと大事なことだと、アンは思っています。

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Fちゃんの回復 [英語]

ここ2、3週間の間にFちゃんの不調はかなり回復してきました。
と言っても、先週はコロナにかかってしまって来られなかったのですが、先々週も、昨日もお母さんが亡くなる前の状態にほぼ戻っていました。
Fちゃんの元気度は、Fちゃんの雑談の内容からわかります。
昨日は、先週、家庭塾に来た翌日の夜から40度以上の熱が出て、病院でコロナと判明したけど、その割には元気だったこと、喉がものすごく痛かったけど、味覚障害も臭覚異常も起きずに、比較的元気だったこと、お父さんや妹さんも移らずにすんだことなど、順を追ってわかりやすく説明してくれました。
私もFちゃんの濃厚接触者になったので、気にしてくれていましたが、無事でした。

Fちゃんがかなり元気になってきたと感じたのは、以前と同じように、自分が読んだ小説、興味をもったアニメ、それに買ったばかりのゲームのストーリイを立て続けに話してくれるからです。
話している時は本当に楽しそうで、アンはどこで切り上げて勉強の方に移行しようかと思ってしまうほどです。
授業は2時間ですが、雑談を入れると、2時間半から3時間ほどになります。
それでもそれも必要な時間だと思い、質問をはさみながら聞いています。

Fちゃんの回復に関係あると思うのですが、Fちゃんのお父さんも生気が出てきたように思います。
奥さんを突然に亡くされて、お父さんもずっと落ち込んでいて、「家の中が重く、沈んでいる」とFちゃんから聞いていたのですが、それも当然のことと思っていました。
実は、Fちゃんの話を聞くだけでなく、ラインのビデオ電話でお父さんの相談にも乗っています。

Fちゃんというか、今のお父さんの気がかりなことは、去年の10月から行き始めて、11月には通わなくなった進学塾を、今後どうするかという問題でした。
私は、3年で卒業出来るかの学校の授業と、週に何日も通う塾との両立は難しいのではないかと言いました。
それと、ビデオ授業中心の進学塾の授業が、Fちゃんに合っていないのではという懸念もありました。

Fちゃんのお父さんはとてもやさしいのですが、通えない可能性のある進学塾に多額のお金を払うのは、勿体なすぎますし、そこは厳しく言っていいことだと思っています。

これはFちゃんに限ったことではなく、ビデオ授業の進学塾が合わなくてやめた生徒は、私の生徒にも、また仲間の家庭教師の生徒にも数多く存在します。

Fちゃんについては、とりあえず今は、Fちゃんがやる気のある英検2級の合格を目指して頑張ることで、意見が一致しています。
また、毎回、音読の時間を取り、スピーキングの力もつけていくようにしています。

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英検準2級合格 [英語]

現在通って来ている高校2年のFちゃんが、英検の準2級に合格しました。
チャレンジ高校の生徒で英検準2級に合格したのは、Fちゃんが初めてです
彼女は「2021年、都立チャレンジ高校受験を振り返って」の生徒です。
チャレンジ高校合格後も英語の力をつけるために通い続けていました。

一次試験も、特に二次試験の面接では、終わった直後に「出来なかった」と泣きながら電話で報告してきたので、私もだめかと思っていました。
「すいません」と謝っていたので、アンに謝ることではないし、Fちゃんが一番ショックを受けていることは確かなので、「だめだったら、また来年の2次試験に向けてがんばろう」と言うしかありませんでした。

それよりも、出来なかったことにショックを受けて、それを泣きながらアンに報告してくるFちゃんにほっとさせられました。
いいことではなく、いやなこと、つらいことを他人に話せるようになることが、孤立を防ぎ、自分を立て直す一歩になると思うからです。


前にブログにも書きましたが、Fちゃんのお母さんは、今年の6月、アンの息子と相前後して亡くなっていて、その哀しみを胸に勉強に向かうのは容易なことではありませんでした。

そのため、アンのところに通って来ていても、亡くなったお母さんのこと、まだ幼い妹のこと、お父さんのこと、学校のことなど、時間をかけてゆっくりと話をきくのが中心になり、英検の勉強は二の次になっていました。
とにかく、少しでも元気になってもらわないと、勉強に手をつけられないと思ったからです。
(Fちゃんに限らず、チャレンジ高校の受験生も、在校生も精神面のフォローは不可欠です)

それでも、授業中にやりきれなかった分は、単語をはじめ英検の過去問を宿題に出して、それはやってきていました。
また、この10月からはビデオ授業の進学塾にも通い始め、今は週に5日、通っています。

英語と現代文だけなら、一般受験でもアンでもカバー出来ると伝えていますが、古文や社会は教えられないし、英語も進学塾と並行してやればそれだけ力はつくはずなので、様子をみたいと思っています。

家庭が大変な状況の中で、Fちゃんは健気に頑張っています。
強くなってきたと思うし、成長が著しいです。

家庭塾まで片道でも1時間半ほどかかるので、大学受験まで通いきれるかわかりませんが、勉強面だけでなく、家庭のことも含めて総合的に力になりたいと思っています。
アンのおせっかいが役に立つかもしれません。

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今日の授業(完)私立大学付属高校2年のS子ちゃん [英語]

約4年間、横浜から片道2時間以上かけて通ってきていたS子ちゃんの授業が先週で終了しました。
遠い距離を休まず通って来ることも、毎回5時間の授業(朝10時から3時半まで)を受けることも誰にでも出来ることではないと思うので、本当によく頑張ったと思います。
また、毎週、自宅の最寄り駅までの送り迎えと、お弁当を作り続けたお母さんの努力も見逃せません。

最後の授業は、S子ちゃんが苦手で、今回の期末テストの範囲にも入っている比較級、最上級の復習と問題を徹底的にやりました。
暗記が不得手のS子ちゃんに、比較級の単元を全てクリアしてもらうのは大変なので、今回はNHKの英会話のテキストの2月号と3月号が比較級、最上級で、説明がわかりやすかったので、2週続けてそれを土台にしました。
ただ、暗記するだけの解説ではないので、頭に入っていったと思います。
去年の夏頃から、学校の教科書は家庭塾ではやらないことにしたのですが(定期テストが教科書丸暗記の問題だったため)、それと時を同じくして、「覚えることが頭に染み込むようになった」とS子ちゃん自身が自覚しているように、脳の中で何かが繋がったような気がします。
これで、大学受験のスタート地点には立てたと、アンも少しほっとしています。

最後の授業は3時に終わったのですが、その後も地元の個別塾で古文をやることになっていて、お母さんからのラインで、帰宅は夜の10時半近くであることがわかりました。

この4年間で、S子ちゃんは根性のある、努力出来る子になりました。
S子ちゃんは、今後、受験に向けて、なお一層の努力を続けていくでしょう。
その努力は、「報われない努力もある」という羽生選手の言葉もありますが、これからのS子ちゃんの長い人生を考えたとき、大きな力となっていくでしょう。

指導を始めた当初は、S子ちゃんには何人かの家庭教師が入れ替わり関わっていて(1年半ほどで他の先生はやめましたが)、アンも含めて先生方も指導に悩んだ時期もありましたが、それも今は遠い思い出になりました。
そして、これまでもこれからも学力不振の生徒の指導については、生徒が出来ないこと、覚えられないことに、教える側はこだわらないことが最良の方法だと実感しています。

1年後のS子ちゃんの大学合格の吉報を期待したいです。



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今日の授業(30)私立大学付属高校2年のS子ちゃん [英語]

4年近く通って来ていたS子ちゃんが2月末までで家庭塾をやめることになりました。
横浜から2時間以上かけて休まず通ってきていたS子ちゃんでしたが、遅かれ、早かれそういう時期が来るかもしれないとは思っていました。
高校1年で、高校の近くの個別指導塾に、数学と古文で通い始めた時も、そこは雰囲気もいいし、自習室がいつでも使えるのが魅力で、家で勉強するより自習室の方がはかどると言ってよく通っていました。
その流れで、英語もそこに通うようになるのかと思いましたが、家庭塾には引き続き通って来ていました。高校2年の夏休み頃になると、その塾はあまり受験に特化していないとのことで、頼りなく思ったのか、地元の大手の進学塾の映像授業を取り入れた塾にも通い始めました。そこでは、英語も受講したのですが、受講のコマ数に追われたことと、映像授業は自分には向いていないとわかり、2か月ほどでやめました。
そして、この正月明けからは、やはり進学に特化した横浜の個別指導の塾に通い始め、英語、現代文、そして4月からは日本史の授業を受けることになっています。
この塾はインプットよりアウトプットを中心にやる塾だそうで、間違えた問題を説明してくれるので向いているようでした。

家庭塾をやめることはS子ちゃん本人から聞きました。
高校2年からは、学校が土曜日授業を取り入れたので、その場合は、日曜日に家庭塾に通って来ていたのですが、3年になると、さらに土曜日授業が増えるとのことで、そうなると休みの日がなくなるのはきついというのが理由でした。
いずれにしても、S子ちゃんが家庭塾に通って来なくても、やっていけると思ったからに違いありません。

以下は、S子ちゃんのお母さんとアンのラインのやり取りです。

アンからS子ちゃんのお母さんへのライン

S子ちゃんから、今月でやめることを聞きました。
今は、行き始めた塾で、英語は3月までは中学の復習をすることになっていて、それは良く出来るとのことで、私のところに来なくても、やっていける自信がついてきたのだと思います。
それは、とても喜ばしいことですね。

気になるのは、学校の勉強のことです。
受験に向けてやるので、学校の勉強は捨てているようなことを言っていましたが、念のために、内部進学も可能な成績は確保してほしいと思っています。

一般受験をする意思は固く、今のところ気持ちが変わる可能性は少ないと思いますが、日本史も入れた3教科受験となると、ハードルは高いと思います。
在籍校の評定点で、AO入試でも受けられる大学があるといいですね。

今後、英語については、「わかる」を「出来る」にするために、自分で繰り返しやることが求められると思います。

S子ちゃんのお母さんからアンへのライン

ご連絡ありがとうございます。
私自身としては高3もお世話になりたいと思っておりましたが、やはり本人の意思なのでこのような形になってしまい申し訳なく思っております。

ただ、最近、土曜も学校や模試などが続き、夜も遅く朝も朝一番のバスで登校しているので、とても疲れている様子で、このまま東京にあと1年通うのは体力的にキツくなってきたのではと思っていました。

内部進学も残した形で受験するのが理想ですが、在籍高にはどうしても行かないと今は言っています。
行きたくないところに無理に行かせても、S子の場合やめてしまう気がしたので、悩みますが本人に任せようと思います。
今月もよろしくお願いします。


今月で最後になるS子ちゃんの授業については、後日、折をみて書きたいと思っています。


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今日の授業(29)私立大学付属高校2年のS子ちゃん [英語]

4か月半振りの更新です。
通常なら都立チャレンジ高校の受験生の指導にエネルギーを注ぐ時期ですが、以前に書いた家庭の事情が好転しないために、チャレンジ高校の受験生の募集を今年度は停止し、現在は、以前から英語で通って来ている生徒二人だけです。
一人は今日の授業のS子ちゃん、もう一人は今年チャレンジ高校に合格し、この5月から通って来ているF子ちゃんで、二人とも英語です。
S子ちゃんは横浜から片道2時間以上かけて通って来ていて、すでに3年以上になりますが、なかなか結果が出ませんでした。
理解力はあるのですが、記憶が定着しなくて、特に単語を覚えるのは大の苦手で、アンもこれまで同じことを繰り返し、繰り返し説明したり、質問したりしてきました。
丸暗記ではその場限りですぐ忘れるので、時間をかけて脳というより、気持ちにインプットする教え方を心がけ、この夏休みには単元問題ではなく、中学2年からこれまでの総合問題をやって解き方のこつをつかんでもらいました。
その結果、この10月の試験で英検準2級に合格しました。
一般的に言えば、高2で準2級の合格は大したことではありませんが、S子ちゃんにとっては初めての成果とも言えるもので、親子共々大喜びで、アンにとってもうれしいことでした。英検だけでなく、学校の英語の成績も上昇してきて、S子ちゃん自身も未来が開けてきたような感じがすると言っていました。
これはやはり、S子ちゃん自身が休まずに通ってきて、毎回出された宿題もきちんとやってきて、コツコツと積み上げてきた結果だと思います。
また、S子ちゃん自身が、10月の定期テストから、学校の教科書は自分でやるので、家庭塾ではやらなくてもいいと申し出たことも大きかったと思います。単語さえ覚えれば、和訳や文法的に大事な箇所は自分で判断できるようになってきたからだと思います。
それまでは教科書に多大な時間を取られていましたが、その時間を、文法や作文、リスニング等に充てられるようになりました。
今後は英検2級を目指すとともに、志望大学の過去問にも早めに取り組みたいと思っています。

もう一人のF子ちゃんは、やはりこの10月、英検3級に合格しました。中学の時は不登校気味で、英語の勉強も抜けている部分が多かったのですが、5月からの五か月間で合格出来たのは、N子ちゃんがそれだけ頑張ったからです。
チャレンジ高校受験の時もそうでしたが、F子ちゃんはとてもやる気のある生徒です。宿題もアンが少なめに出すと、もっとやれるということもしばしばです。
ただ、中学校で不登校だった生徒が、高校で毎日学校に通うようになって、それはそれで体力も気持ちも消耗することは容易に想像できるので、頑張りすぎずに、少しずつ元気になってほしいと思っています。


今日の授業(28)私立大学付属高校2のS子ちゃん [英語]

Sちゃんのブログを書かなかったここ3か月弱の間に、S子ちゃんは確実に進歩しています。まず、やる気が以前とは比べものにならないくらい出てきました。
テスト間近の授業日は、アンとオンライン授業で朝の8時半から12時半までやり、午後からは塾の自習室(数学と古文は地元の塾に通っています)で、午後2時から9時まで勉強していました。
やる気も根性もあると思いました。
覚えるのはまだまだ苦手で、何度も何度も繰り返さないと身につきませんが、それよりもアンは、S子ちゃんに根性があることや、やる気が出てきたことの方をはるかに評価しています。
授業態度もただ聞いているだけの授業から、能動的に自分で考える授業に変わってきています。
今何をやるべきかもわかり、勉強の段取りも自分で考えられるようになりました。

上記に、オンライン授業と書きましたが、5月の中間テスト、それと今回の期末テストの勉強にも、スカイプでの授業を導入しました。それも、アンからの提案ではなく、Sちゃんから「先生のところに通う時間がもったいない。オンライン授業にしてほしい」と言われたからです。
確かに、定期テストが近づいている中で、往復4時間かけて「家庭塾」に通って来るのは時間的ロスが大きすぎます。
けれど、以前はそんなことは全く考えていなかったようで、アンも時間がもったいないと思いながら、一人では実になる勉強はできないだろうと思っていました。
それが、対面でなくても、オンラインで授業をやれるところまで、S子ちゃんに英語の力がついてきたということです。

残念なことに学校の中間テストの結果(期末テストの結果はまだ出ていませんが)は、まだまだ合格点には達していません。
解答用紙をチェックしてみると、理解していることはわかるのですが、単語のスペルがわからなかったり、間違えていて、点数に結びつかないものが殆どで、いい線までいっているのにと、アンの方が悔しい気持ちになります。

来週の夏休みからは週2回やることになっています。
週2回については、S子ちゃんは乗り気ではありませんでしたが、受験体制に入らなければならない時期なので、アンから強く勧めました。

また、この5月からチェレンジ高校の生徒が、大学受験を目指して通って来ていて、6月の時点で、彼女は自分から(お母さんの意向もあると思いますが)「夏休み中は週に2回やりたい」と言っていたのです。高1の彼女が週2と言っているのに、高2のS子ちゃんが夏休みも週1ではのんき過ぎると思ったからです。

そこで、今日から、夏期講習のつもりで、夏休み中の重点課題や学習の内容、進め方を話し、それに従って、今日の授業も進めました。

これまでの復習を主にやりましたが、本当によく理解していたり、覚えていたので、授業がスムーズに進みました。
これまで3年間も通ってきていて、なかなか成果が出ませんでしたが、基本的なことを繰り返し繰り返し積み重ねてきたことが、やっと目に見える力となって表れてきたことを実感できました。
「継続は力なり」だと思います。

S子ちゃんも夏休みは頑張ると、言っていました。
そして、「学校の定期テストでも、自分は前の日に必死にやって点が取れるタイプではないので、少しずつコツコツやらなければだめだとわかった」とも言っていました。
自分の特性を知り、それに合った勉強をすると決心したこともいいことだと思います。
進路も決まり、S子ちゃんの意識も変わってきているので、これまでとは違う中身の濃い夏休みにしたいです。



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今日の授業(27)私立大学付属高校2年のS子ちゃん [英語]

S子ちゃんのブログは約4ケ月半振りの更新ですが、その間に高校2年生になりました。
通っている高校の関係で、土曜日が休みではなくなったのですが、日曜日に来ています。

これまでと同じように、前回出した宿題を記しておきます。
① 英検準2級単語 p42~p45
② NHKラジオ英会話100回練習 助動詞 日本語を見て英語で言えるようにする。
③ 教科書Lesson3 1⃣と2⃣の単語、熟語の意味を全て言えるようにし、また書けるようにする。それが出来たら、一文ずつ和訳をして、学校の和訳のプリントと合っているかどうかを確認する。音読をそれぞれ10回。マーカーで線を引いた文は書けるようにしておく。
④ 英文法入門  2回目p78~p87
⑤ 学校の文法の問題プリント3枚

ところで、S子ちゃんの進路についてですが、最近までは芸術系(演劇関係の学部)を希望していたのですが、春休み中に変更しました。
演劇関係の学部に進学したいなら、今から演技やダンス等を習う必要があると思い、その旨をS子ちゃんやお母さんに伝えていたのですが、「学校の勉強もまだまだなのにそれ以上のことは」と言って、お母さんは反対していました。
お母さんの言い分はもっともですが、本人がやりたいと思うことをやる方が楽しいし、波及効果で勉強に対してもやる気が出るかもしれないと思い、とにかく春休み中に一度、演劇関係の塾の体験授業を受けることを勧めました。
その結果、体験授業は楽しかったようですが、そこに通い続けて、大学の演劇学部に行きたいとまでは思わなかったようで、進路は改めて考えることになりました。

いずれにしても、S子ちゃんの他大学受験は大変だと思っています。
英語と国語の2科目だけならまだしも、3科目受験でそれに社会が加わるか、さらに、りS子ちゃんが興味を示している分野が理系ということもあり得るので、そうなると理科から1科目選ばなければならなくなるからです。どちらにしても暗記ものが増えることになります。

アンは可能であれば、S子ちゃんは在籍高校の大学に内部進学するのが一番いいと思っているのですが、希望する学部がないことに加えて、内部進学に足る評定点が取れていません。
暗記中心の高校で、暗記が殊更苦手なS子ちゃんが、全教科で基準点を満たすのは容易なことではありません。

マイナスばかりを書いてしまいましたが、S子ちゃんは確実に進歩はしています。
家で勉強する習慣もついてきたし、宿題はきちんとやってくるものの、単語は相変わらずだめだったのですが、ここひと月ばかり毎日5個は必ず覚えるようにして、お母さんにチェックをお願いしたら、身につくようになってきました。
「継続は力なり」だと実感しています。
単語に限らず、繰り返し繰り返し、しつっこいと思えるくらいやって定着を図ることでしか、S子ちゃんの学力を上げる方法はないと思っています。
現代文も毎回2問ずつ解いて、こちらは確実に力をつけています。学校の国語のテストにはそれが反映しています。英検のリーディングも毎回2問ずつ解いていますが、正答率はまだ50%を超えた程度です。

地道にコツコツとやるべきことを積み上げていけば、道が拓けていくと信じてやるのみです。


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今日の授業(26)私立大学付属高校1年のS子ちゃん [英語]


今回はいつもと趣向を変えてS子ちゃんのお母さんとアンとのラインのやり取りから、S子ちゃんの近況を知っていただきたいと思います。

アンからS子ちゃんのお母さんへのライン

今日は。
S子ちゃんにはすでに伝えていますが、次回からは30分ほど現代文の授業も取り入れたいと思っています。
現代文は暗記科目ではないので、コツがつかめれば、S子ちゃんは出来るようになると思っ
ています。

S子ちゃんのお母さんからアンへのライン

ご連絡ありがとうございます。
現代文を教えて頂けるのは本当に嬉しいです。
S子は読書を全くせず、読解力がないので困っていました。
よろしくお願いします。

アンからS子ちゃんのお母さんへのライン

今、授業が終わりました。
早速、期末テストの結果を聞いたのですが、前回より上がっていました。
今回は、授業回数が少なく、テスト勉強はあまりやれてなかったので、すごく悪いと思っていたのですが、うれしいことに予想に反していました。
自分一人でテスト勉強を頑張ったからだと思います。
単語の問題がかなり含まれていたのですが、それをしっかりと暗記していれば、平均点は取れたと、テストの採点結果を見ながら自分で計算していました。

今日初めて現代文をやりましたが、解き方のコツもすぐ覚えたので、英語ほど時間をかけずに出来るようになっていくと思います。

S子ちゃんのお母さんからアンへのライン

テスト上がっていたのですね。私からは聞かないので知りませんでした。
国語も英語もS子にとっては大事な科目ですので頑張ってくれればと思っています。
先生には、ご負担をかけてばかりですがよろしくお願いします。

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英語に加えて現代文も少しですがやり始めたのは、2年後の大学受験に備えてのことです。
それは英語に少し光が見えてきたので可能になったということです。
英語の成績はまだまだですが、進んでいないように見えて、今日の授業の(1)から(24)までで紹介したように、毎回、宿題をしっかりとこなし(単語はだめですが)、積み上げてきた成果だと思います。

先日、美大の推薦入試に合格したR子ちゃんがご両親と共に挨拶に見えましたが、お母さんからは英語の成績が悲惨だったのに、得意になったとお聞きしました。
当初から、アンはR子ちゃんが出来ないとは思っていなかったのですが(学校のレベルが高すぎるだけで)、R子ちゃんもbe動詞と一般動詞の区別も出来なかったと、なつかしそうにふり返っていました。
得意になったとしたら、やはりやるべきことをしっかりとやり、積み重ねていったからだと思います。
教えること以上に、その積み重ねのチェック役としてアンが必要なのかもしれません。



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