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不登校、学力不振の公立高校の進学先 [受験・進路]

不登校、学力不振の公立高校の進学先として考えられるのは、都立チャレンジ高校とエンカレッジスクールだと思います。

アンの認識としてはチャレンジ高校は、受験については内申書がいらない(中学の成績や出席日数が問われない)、学力考査はなく事前に書いて提出する志願申告書2枚(①入学を希望する理由、②将来の夢・希望、③高校生活への抱負 Ⅰ教科の学習、Ⅱ教科以外での活動、⓸自己PRの4項目で1200字~1500、1600字程度)、試験内容は600字程度の作文と面接です。

授業は中学の復習から始め、学年が進んでも中身は殆どの生徒がついていけるものです。
成績が良くなくても、出席率が極端に悪くなければ、普通程度の成績は取れます。
重視されるのは何と言っても出席率です。

不登校だった生徒が通いやすいように、午前部、午後部、夜間部があり、希望する部の授業を受けることができます。午前部は比較的元気な生徒、午後部や夜間部は不登校だった生徒に合っているようです。
雰囲気については学校説明会や文化祭に行って、生徒本人に合いそうな高校を直観で選ぶのがよいかと思います。

エンカレッジスクールは、受験については内申書(調査書点、観点別評価で、かなり勉強が苦手な生徒でも問題はないと思います)、事前に書いて提出する自己PRカード1枚(①志望理由、②中学校生活の中で得たことについて、③高校卒業後の進路についてで500~600字程度)、試験内容は作文、面接、実技検査(10分程度の日本語の講和を聞き、その内容について400字程度で記述します。ただ、練馬工業のような工業系のエンカレッジスクールは実技は物づくりになるようです。

授業はやはり中学の復習から始めますが、チャレンジ高校のように単位制や定時制ではなく、全日制なので一般の普通科高校と同様に授業は朝から午後まであり、選択科目も限られています。
授業時間は30分授業と50分授業の両方を取り入れています。
雰囲気も、不登校だった生徒も受け入れていますが、チャレンジ高校ほどそこに配慮した指導は行われていないと思います。

どちらを選ぶにしても、作文は必要です。 アンは、作文が入試に含まれているという理由だけでなく、不登校だった生徒も、勉強が苦手だった生徒も、高校に入学する前に一度自分を振り返り、自分を言葉で表現する機会を持っことが、将来への展望を拓くことにつながっていくと思っています。

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