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生徒の合格祝い [受験]

1週間ばかり前になりますが、生徒2人の合格祝いを自宅近くのロイヤルホストでやりました。
1人はチャレンジ高校の受験から大学受験まで、3年半ばかり通って来ていたF子ちゃん。
もう1人は中学2年から高校2年の終わりまで4年間通って来ていた横浜の私立大学付属中学・高校出身のS子ちゃんです。

F子ちゃんは受験勉強をほとんどしていなかったのに、英検2級の資格と、国語の読解力が優れていたため、一般的には名前の知れている7つの大学に特待生も含めて合格しました。
(合格した大学については前々回の記事、「都立チャレンジ高校生の大学受験結果)


一方のS子ちゃんは、家庭塾をやめてから、難関大学の総合政策学部を目指して必死で頑張ったようですが不合格になり、浪人して再度、挑戦しました。
浪人すると聞いた時は、アンはハードルが高すぎると思ったのですが、偏差値が高いから選んだわけではなく、その大学のその学部に魅かれて、そこで勉強したいという強い思いがあったので、応援したいと思いました。
結果は不合格で、進学することになった大学は共通テストで受かった大学で、行きたいと思っていた大学ではなかったようですが、総合政策学部のある大学だったので、決めたようです。
S子ちゃんは本当によく頑張ったようで、そんな自分に満足していて、「後悔はしていない」と言い切っていました。
「家庭塾」に来ているときから暗記は大の苦手で、それは変わらないと言っていましたが「今は、英単語が一番得意です」と胸を張っていたことからも、S子ちゃんがどれだけ頑張ったかは想像できました。

F子ちゃんについては、S子ちゃんのように真剣に受験に取り組まずに、どこの大学のどの学部で勉強したいという明確な目標もなく、ただ少しでも偏差値の高いところに合格したいという思いしかなかったので、後悔ばかりが残ったようです。
そして、勉強しなくてもそれなりの大学に合格したのだから、浪人すればもっと偏差値の高い大学に合格出来る、そうしたいという思いが、大学入学手続きのぎりぎりまで消えませんでした。
アンも何回も浪人については相談を受けたのですが、断固として反対の姿勢を貫き通しました。
これまでろくに勉強してこなかった生徒が、浪人したからと言って、急に勉強するようになるとは思いませんでしたし、スタミナ的にも精神面でも無理だと思いました。
浪人したとしても、今年受かった大学にも受からない可能性もあります。

S子ちゃんは、これまで努力した経験を活かして、縁があって入学した大学でも頑張り続けることでしょう。そして、「この大学に入って良かった」と思える大学生活が送れると確信できます。
F子ちゃんは、都立チャレンジ高校と違い、朝からの授業もあるはずですし、まず休まずに通うことがテーマになるかと思います。
そして、偏差値ばかりを見るのではなく、入学した大学でどれだけ頑張れるか、自分の強みとなるものを身につけるかが問われるでしょう。

F子ちゃんも、S子ちゃんも家庭塾に何年も通い続けてくれた生徒なので、アンにも思い入れがあります。
自らの力で、明るい未来を築いていってくれること心から願っています。



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