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2024年度生徒募集を開始します [募集について]

2023年度から募集を随時に変更しましたが、やはり入塾希望者は高校受験や大学受験での合格を目指しているので、3月に受験勉強をスタートするのがベストであるため、この時期に募集することにしました。

受験生であれば期末テストが終了してから、新学期の授業が本格的に始まる4月10日頃までが、夏休みの次に勉強に集中でき、また実力をつけるチャンスだと考えています。

長年、家庭塾をやってきて、大手予備校や塾との明らかな違いは、1対1の個別授業でもあることから「生徒のやりっぱなし」を、繰り返し学習することによって防ぐことだと考えています。

難関高校、大学の合格実績を謳う塾であればあるほど、学習量は膨大になり、よほどやる気のある生徒でない限り、何冊もの問題集を解くのに手一杯で、とても復習にまで手が回りません。
出来なかった問題を解くのは生徒任せになっているため、結局、量だけこなすだけで力がついていきません。
アンは以前、家庭教師をやっていたので、塾の形態はとっていてもスタンスは家庭教師と同じです。
アンの家庭教師仲間は、毎日、ラインやズームなどを使い、出来なかった問題や単語のチェックをしています。(アンはそこまではできませんが)

家庭塾は勉強が苦手な生徒、これまで勉強をしてこなかった生徒、勉強のやり方がわからない生徒を対象にしているので、まずは基礎の勉強に時間をかけ、やりきれないほどの宿題を出すことはありません。
けれど、受験でよい結果を出すためには時間が必要になります。
高校受験なら1年、ある程度の大学の一般受験なら最低2年は必要です。

また、生徒にとって必要不可欠な宿題を出すので、宿題をやらない生徒の合格は保証できません。その点だけは守ってほしいと思います。

募集要項
(1)英語、国語(希望者) 
①対象学年:英語が苦手な中学2年から高校3年の生徒、高校生は特に大学進学を希望する都立チャレンジ高校の生徒、通信制高校、または通信制サポート高校の生徒
②授業形態:1対1の個別指導
③授業時間:原則2時間
⓸授業料:中学生は2時間で6,000円、高校生は2時間で7,000円、(別途、体験授業プラス入塾費で5,000円)
※東京都の受験生チャレンジ支援貸付事業を利用する生徒は年間20万円で抑えるようにします。


(2)2025年度受験のチャレンジ高校受験生
①対象生徒:作文、面接指導を希望する中学3年の生徒
②授業形態:1対1の個別指導
③授業時間:原則2時間
④授業料:2時間で6,000円(別途、体験授業+入塾費で5,000円)

※チャレンジ高校の受験生は夏以降の開始で間に合いますが、軽度発達障害がある場合は、スタートは早い方がいいです。

家庭の経済的事情で、高校進学や大学進学を諦めている生徒も、東京都の受験生チャレンジ支援貸付事業の塾費用(年間20万円で合格すれば返済は不要)を利用して通塾する生徒にも来てほしいと思っています。

問い合わせ先 「不登校、学力不振のための家庭塾」
電話 03-3952-0860
Eメール kateijuku@cj8.so-net.ne.jp
家庭塾の最寄り駅 西武池袋線「江古田駅」から徒歩10分
都営大江戸線「新江古田駅」から徒歩7分


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2024年度大学受験を振り返って [受験]

通常であればこの時期は「都立チャレンジ高校受験を振り返って」という記事を書いているのですが、ここ数年は該当する生徒がいなかったので、今回はチャレンジ高校生の一般受験を振り返ってみたいと思います。

一つ前の記事にも書きましたが、合格した大学は、
大妻女子大学、和洋女子大学、文京学院大学、昭和女子大学、東京経済大学、共立女子大学、清泉女子の7大学で、そのうち、和洋女子大学、文京学院大学、東京経済大学は特待生での合格です。

チャレンジ高校生としては立派な成績だったと思いますが、いい結果を残せたのは、受験した殆どの大学に英検2級の優遇措置があったこと、またF子ちゃんの現代文の読解力が優れていたことだと思っています。
また、共立女子大学は3科目受験でしたが、英語と現代文だけで受験できる大学に絞って受験したことも功を奏したと思っています。
英検2級の優遇措置がある大学を詳細に調べてくれたのはF子ちゃんのお父さんで、お父さんの協力は大きかったと思います。
アンは、受験結果が出るまで、英検2級がこれほど合格に寄与するとは知りませんでした。

F子ちゃんは大手の映像塾に席を置いていたのですが、課題が思うように進まず、2,3か月通っただけで、受験勉強の大半はアンとやりました。
英検については、高校1年で3級。高校2年で準2級、高校3年で2級に合格していました。英検の試験が近づく2か月ほど前からはそれに向けて集中的に勉強しましたが、英作の配点が高いので(英作文を一つ書くだけで、語彙やreadingやlisteningの分量と同じ配点が得られるため)、特にそこに力を入れました。リスニングには苦手意識があったのですが、英文の流れをつかむ練習を繰り返し、何とかクリアしました。
また、現代文は得意だったのですが、記述はそれほどでもなかったので、大事な文章に線を引いて読むことと、要約に力を入れました。

今回の受験については、F子ちゃん自身に頑張って合格したという意識は少なく、消化不良の部分が残っていて、浪人して、さらに偏差値の高い大学に入りたいという気持ちもあるようです。
けれど、アンはそれには反対しています。
F子ちゃんは疲れやすく、スタミナがなくて、学校から帰るとすぐ寝てしまって、家庭塾に遅刻するのも昼過ぎまで寝ていて起きられないからです。
たとえ予備校に通うにしても、自宅で一人で勉強できないことも理由になります。

F子ちゃんの問題点は、2時間余りの遅刻は毎度のことで、合格するためには、それぞれの大学の過去問を徹底的にやるのが一番の近道だと思ったのですが、それを宿題に出しても殆どやってきませんでした。
遅刻も家で勉強しないこともあまりに酷すぎると思ったので、12月に入ってからのことだと記憶していますが、アンは一度だけ本気で怒って、指導をやめると宣言したことがありました。
その後しばらくは遅刻しないようになりましたが、お父さんによると家ではほとんど勉強していないとのことだったので、これまでの週1回、2時間の授業を倍の4時間から5時間に増やして、家庭塾で過去問を解くようにして、間違った問題を説明して、再度解くようにしました。
また、3科目受験もあったので、世界史の勉強はアンもやるようにして、1問1答形式で2カ月ばかり取り組みました。
世界史についてはF子ちゃんも頑張ったと思います。学校の授業が午後からの日は午前中1時間ほどラインで世界史の授業をしたこともありました。
世界史だけでなく、F子ちゃんの受験する大学の過去問はすべてアンも解いたので、アン自身も受験生になったような気分でした。
チャレンジ高校の受験と比べると数倍も大変でした。

アンが幾度となく、努力しないで大学に合格するのは良くないし、やめる可能性があると言ったので、そこはF子ちゃんも気にしているようでした。
そこで、最後に受験した昭和女子大学に関しては、1週間ほどでしたが、アンは一切関わらず、F子ちゃん一人で頑張ってみることを勧めました。
これまでよりは頑張ったようです。

たとえ不合格であっても、頑張った経験はその後の人生に役に立つと思っているのですが、F子ちゃんについてはそうは言えない部分が残念です。

けれど、高校2年でお母さんを突然亡くしたF子ちゃんのつらさ、大変さを思うと、仕方がなかったという思いもあります。
しばらくは家がお通夜みたいに暗かったと、アンに話してくれたことがあります。
お母さんが元気な頃はもっとやる気もあったし、遅刻もしていませんでした。
そう考えると、精神的にきつい中で、F子ちゃんなりに頑張ったのだと、十分に認めることが出来ます。

これまでのことは引きずらずに、F子ちゃんが入学する大学で、本来の自分を取り戻し、まずは勉強を頑張ってほしいと思っています。
心機一転、きっとやれると信じています。
その理由は、上記にスタミナがないと書きましたが、土壇場になると力を発揮するタイプだからです。
受験した8大学も1日だけでなく、2日間、3日間、受けた大学もあります。
2月上旬は毎日のように試験を受けていました。かなりハードなことなのに、それがやれたことはすごいと思っています

最後になりますが、お父さんは仕事をしながら、願書の提出をはじめ、いろいろな面で本当によく頑張ったと思います。
それだけに、お父さんは結果に大満足しているのではないかと思われます。
心から労を労いたいです。


都立チャレンジ高校生の大学受験結果 [受験]

チャレンジ高校の受験の時から3年半余り、家庭塾に通い続けていたF子ちゃんの大学の受験結果が全て出揃いました。

1月の共通テスト利用入試から始まり、一般受験は1月、2月、3月とありました。

合格した大学を受験した日付順に列挙すると

大妻女子大学、和洋女子大学、文京学院大学、昭和女子大学、東京経済大学、共立女子大学、清泉女子の7大学でした。
そのうち、和洋女子大学、文京学院大学、東京経済大学は特待生での合格です。

チャレンジ高校生としては立派な成績だったと思います。

不合格だったのは学習院女子大学でした。
学習院女子大学は2026年に学習院大学と統合されることが決まっているので、倍率もこれまでになく高くなっていて、F子ちゃんが受験した日の倍率は11倍でした。
入学は学習院女子大学でも卒業が学習院大学になるので、そこに多くの受験生が魅力を感じて、志願者が殺到したのだと想像できます。

F子ちゃんは数日内に進学する大学を決めなければなりませんが、多分、東京経済大学か昭和女子大学になるかと思います。
アンも予想をはるかに超える良い結果が出てうれしいです。


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