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さくら国際高校ダンス部卒業公演2018 [ご案内]

先週、3月22日、国立オリンピック記念青少年総合センター、小ホールで行われたさくら国際高校のダンス部卒業公演に行って来ました。
卒業公演を見るのは今年で4度目ですが、小ホールが満席で人気の高さが窺えました。
観客の数も年を追うごとに増えている感じで、さくら国際高校のダンス部の実力が広く知られるようになったという印象を受けました。

プログラムの内容は、第一部がショートミュージカル「エリザベート」、第二部がショートタイムのダンスでした。
もともとアンは、音楽や美術、映画、演劇には興味があるのですが、自分の感性に合わないものはスルしてしまう傾向があるのですが、このダンス部の公演ではその度ごとに感動して帰ってきます。
見事なダンスのパーフォーマンス、プロが着るような衣装の数々、映像制作、手づくりのパンフレット、飽きさせない演出、どれをとっても素晴らしいのです。
けれど、それにも増して素晴らしいのは、生徒一人ひとりの頑張りや、努力の軌跡が、それぞれの踊りにはっきりと表れていることです。

家庭塾の卒業生もその一人ですが、彼女のダンスが1年前と比べると格段に上手くなっていて、ここまで踊れるようになるのに、どれだけの努力と悔しいをしてきたのだろうと想像できました。
中学の時の彼女は明るい不登校の生徒といった感じでしたが、勉強に対する姿勢はイマイチで、高校に入学するまではダンスの経験もなく、ダンスの振りを覚えるのも苦手だと言っていたのに、地道な努力を積み重ねてここまで来たのだと思います。

それは、「3年間の全てを出し切ります」「今までやってきたことを存分に発揮します」「3年間の色々な思い出を詰め込んだ」「3年間の努力、涙が詰まったこの卒業公演」等々、卒業生の言葉にも表れています。

公演の終盤には、卒業生から保護者への感謝の言葉と花束贈呈があります。
不登校だった生徒に対する保護者の愛情、先生方をはじめとする周囲の人たちの支え、諸々に心から感謝している生徒の手紙が読み上げられます。
生徒も保護者も涙、涙ですが、毎年この場面を見ると、アンもしぜんに涙が滲みます。

先頃、引退したイチロー選手が、「後悔などあろうはずがない」と言っていましたが、さくら国際高校のダンス部の生徒も彼女たちなりに、そういう生活をしてきたのだと思います。


最後に、パンフレットに書いてあった、さくら国際高校の言葉を紹介したいと思います。

君自身が「主役」です。

「誰もが安心して通える」
「元気が出る」学びの場をつくりたい・・・
こんなわたし達の思いは、創立から27年を経た今も変わりません。
自分のペースを大切にしたい生徒も、楽しくのびのびと学びたい生徒も、なじめない生徒も、
この学校で学ぶ生徒達一人ひとりが世界でたったひとつのかけがいのない個性をもっています。
それぞれの個性が、もっと自由に羽ばたくために何ができるのか、いつか大きく飛び立つ君たちのために、どんな応援ができるのか。
私たち約40名の教育スタッフは、いつもそのことを考え続けています。
ようこそ、この学校では君が「主役」です。

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