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やさしい生徒たち [アンのこと]

私が関わった生徒たちはみな一様にやさしいのですが、母が亡くなって、その悲しみを生徒たちにそのまま伝えた時に、特にそれを感じて心が癒されました。そんな生徒たち(指導が終わって高校生になった生徒)の気持ちはブログに書きとめて、私の宝物としていつまでも残しておきたいと思いました。

Uちゃんからのメール

先生のお母さんは先生と暮らせて幸せだったと私は思います。
今は悲しみで満たされてる雨の天気ですが、また快晴の中の太陽みたいに明るく元気な先生になってくれることを信じています。
亡くなった人は二度と戻っては来ません。でも、その亡くなった人の為に、生きている私たちに何か出来ることがあればしてあげたいと私は思っています。
先生がずっと泣いていたらお母さんは心配して眠れないと思います。
お母さんの為に、私たち生きている人の為に、早く元気になってくださいね。

Aちゃんからのメール

まさかそんなことがあったとは思いませんでした。
先生とお母さんの一緒にいた時間はとても長いし、それがなくなってしまったら、とてもじゃないけど普通ではいられないです。
私には想像もつかないような悲しみの中にいるんだと思います。
なんだか、がきんちょのくせに偉そうなことをいっぱい言ってしまったような気もしますが…
ゆっくり休んでください。近々お家に行きたいです。何か色々持っていきます。

Ayuちゃんからのメール

先生にそんな出来事があったとは…正直驚きました。
私も、自分の事かのようにとても悲しい気持ちになりました。
本当に大切な人だったからこそ、なかなか受け入れられないですよね。
涙を流す先生の姿を想像しただけでも、悲しさが伝わってきます…。
こんな事を言っても、何の励ましにもならないかもしれませんが、正直な気持ちを言います。
先生がもし居なかったら、今の自分なんか居なかったと思います。
先生と出逢ってなかったら、私はこんな所に今頃立っていなかったです。
先生はそれを“自分の力”だと言ってくれましたが、私が迷ってしまった時、立ち止まってしまった時、いつもいつも先生が背中を押してくれました。
どんな私でもいつも温かく受け入れてくれて、見守っててくれました。
それがどんなに支えだったのか、本当に先生は私にとって大きな存在です。

高校へ頑張って通うことは、お父さんと先生との約束です。
だからどんなに辛くてもまた立ち上がって頑張っていきます。
また先生が元気になれたら、会ってお話しとかしたいです。

上記の3つもメールはどれも2ヶ月ほど前のものですが、改めて読み返してまた元気をもらいました。
無理に元気を出そうと思ってもだめで、元気になるにも時が必要なのだと思い知らされました。
そして、その時は人それぞれにやってくるものだと思います。


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