SSブログ

山村留学先テレビ放映のご紹介 [テレビ]

小学校時代に、いじめを経験し、学力不振の状態から抜け出せなかった息子は、心機一転して塾に通い、私と一緒に中学受験の勉強を始めました。
今では中高一貫校は、高校は募集停止になっているところが多いのですが、当時は同じ学校に入るのなら、高校で受験するより、中学で受験する方が偏差値も低くて入りやすいという、娘が通っていた塾の先生のアドバイスによるものでした。

ところが、勉強嫌いの息子に中学受験の勉強は耐えられるはずもなく、半年ばかりで受験そのものを断念しました。
かといって、学年が上がるにつれて、自己肯定感が薄れていく息子を、その状態のまま放っておくことはできませんでした。
私の願いは、勉強が出来なくても、やる気がイマイチでも、気が弱くても、友だちとのコミュニケーションがうまくとれなくても、それでも自分を否定しないで、「自分は自分でいいいいんだ」と思える人間に、将来なってもらうことでした。

そんな折に、思いついたのが山村留学でした。
一時は、必死になって息子を中学受験へと駆り立てていたのですが、毎日の何気ない生活が、一見つまらなそうに思える毎日の生活を、きちんと送ることが大切だということはわかっていたからです。

当時のパンフレッドはもう手元に残っていませんが、息子の山村留学先、「暮らしの学校ダイダラボッチ」の考え方は、昔も今も変わっていません。
競争社会が激化する中で、今はほとんどの親が、わが子を「勝ち組」にしようと躍起になっています。ここでもう一度立ち止まって、子育てや、学びや、生きる意味について考えてみるのもいいように思います。

NPO法人「グリーンウッド自然体験教育センター」(=暮らしの学校ダイダラボッチ)のことを、パンフレッドから一部、引用してみたいと思います。

私たちは、「暮らし」の中に「学び」の原点があると考えています。本来、「暮らし」は生きるためのすべての環境とつながっています。他人とのかかわり、自然とのかかわり、食べること、寝ること、遊ぶこと、創ること、伝えること、自分のありよう…。暮らしの中には、全人的成長を促すあらゆる学びの要素が渾然とちりばめられています。 日々の暮らしは「生きる基本」を学ぶための優れた学校です。「暮らし」の持つダイナミズムをあらためて「学習財」として捉え直していくことで、「心の豊かさ」や「生きる力」を育んでいけるものと考えています。したがって、暮らしの中から学びの要素を丁寧に抽出し、総合学習プログラムとして再構成したものが、私たちの実施する自然体験教育活動といえます。

前置きが長くなりましたが、放映日時は以下のとおりです。
時間がありましたら、ぜひご覧になってください。

「暮らしの学校だいだらぼっち」NHK全国放送のお知らせ
1日  時:平成20年3月28日(金)午後7時半~8時
2.番 組 名:「にっぽん紀行」
3.ナビゲーター:国仲涼子さん
4.番組内容:山村留学『暮らしの学校だいだらぼっち』ドキュメント
 (登り窯を通じて成長する子どもたちの様子)
5.放 送 網:NHK 総合テレビ全国ネット

NHK取材こぼれ話
こんにちは、法人スタッフの村上由紀(みけ)です。今回はNHKさんが取材に来てくださいました。4ヶ月近くにわたる取材でしたが、NHKスタッフのみなさんと子どもたちとが打ち解けた、すごくいい雰囲気の取材だったと思います。登り窯を焚いている時はなんと、50時間もの間ほとんど付きっきりでカメラを回していました。とても気合いと熱の入った取材でした。28日(金)の放映が今から楽しみです。

NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター
〒399-1801  長野県下伊那郡泰阜村6342-2
℡: 0260-25-2861(受付時間午前10時~午後7時・土日祝除)
FAX: 0260-25-2850(24時間受付可)
ホームページ http://www.greenwood.or.jp



共通テーマ:学校