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不登校、ひきこもり、この先どうなるのか [不安なお母さん方へ]

不登校やひきこもりの子どもがいると、「この先、一体どうなるんだろう」と、将来に対して暗い気持ちになってしまうことも間々あると思います。まして、ひきこもりの子どもが30歳を過ぎていて、親もそう若くなくて、病気をもっていたり、健康に対して不安を抱えていたりすると、より深刻に考えてしまって、親がうつ病になってなってしまうことだって十分に考えられます。

こういう時はどうしたらいいのでしょうか。
それには2つの対処方法があると思います。
一つは「なるようにしかならない」と開き直ることだと思います。いくら親子であっても、子どものことが心配でも、親が子どもの代わりに生きてあげることは出来ないのですから、将来どうなろうとそれは子ども自身の問題だと、親である自分と子どもとをきっちりと分けて考えることだと思います。
「自分に何かあったら、子どもは生きていけない」と心配するのも、やめたほうがいいように思います。まして、親自身の健康に問題があったとしたらなおさらのことです。子どものことより、自分自身のことを考えるのが一番だからです。

「ひきこもる」ということはそれ自体とてもエネルギーがいることなので、親自身が思っているほど、子どもは弱くないと思います。どうにもならない状況に追いやられたら、生きるために食べるために、人間というのは立ち上がるものだと思うのです。
その力がない場合は、他人を頼ること、最終的には行政に助けを求めることもありだと思います(甘えるな、と怒る男性は多いと思いますが)。けれど、そうなったら、変なプライドだけは捨てなければなりません。

二つ目の対処法は、「なるようにしかならない」の、全く反対の方法です。
この先のことが心配なら、「どうしよう、どうしよう」の中にずっととどまっていないで、親自身がいろいろと情報を集めて、行動を起こすことだと思うのです。
子どもがひきこもっていて、親自身もひきこもっていたとしたら、それは精神的にもよくないので、公の相談機関に電話をかけて話を聞いてもらったり、周辺の地区の「不登校やひきこもりの親の会」に参加して悩みを共有し合ったり、カウンセリングを受けてみるなど、いろいろな方法があると思います。

そうやって行動を起こしても、満足する結果が得られなくて、失望してしまうだけということもあると思います。
それでも、あきらめないでほしいと思います。いろいろと行動を起こして、それを続けていると、親として自分が求めているものは何だったのか、自分は本当はどうしたかったのかもわかってくるし、子どもに対する接し方も変わっていくからです。

子どもの問題というより、結局は親自身の生きかたや考え方が問われることになると思うのです。自分に対しても、子どもに対しても揺れない親はいないと思いますが、その揺れる自分とどう向き合って、日々を、これから先の人生を過ごしていくかが課題になると思います。

「家庭塾」としては、不登校やひきこもりを持つお母さん方の相談相手になるのはもちろんですが、できれば「なるようにしかならない」と思うより、「何とかしたい」と思うお母さんと協力しあって、無理のないように子どもの背中を押して、子どもが一歩ずつ前に進むのを見守っていきたいと思っています。

まず、アルバイトからと思っている若者には、履歴書を買いに行くことから始めています。履歴書を買いに行くという行為さえ、かなり抵抗があるようだからです。

(※親がうつ病になってしまったら、医師に診てもらって、薬とカウンセリングを受けることをお勧めします。ただ、医師との相性や、出された薬の適性もあるので、自分に合う先生や薬が見つかるまでは何件か通い続けたほうがいいと思います。先生との相性が悪いと快方には向かわないからです)



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