SSブログ

受験勉強が本格化 [受験]

チャレンジ高校の受験から通って来ているF子ちゃんも高校3年になり、本格的な受験勉強に突入しました。

つい最近、挑戦のつもりで受けた英検2級の結果はまだ報告は受けていませんが、運よくいったとしても合格はしていないと思います。
今回は、合格点との間にどのくらい開きがあるか、また少しでも合格点に近い点数を取ることが課題でした。

目の前のやるべきことが見えていると、いつもF子ちゃんはやる気になるし、宿題もきちんとやってきます。

ところが、英検のテストが終わってからは停滞しています。
宿題も半分くらいしかやってきていません。

これまでの宿題は①「英検2級のでる順パス単」の単語10ページ、熟語10ページで2巡目に入っています。②文法の問題集、③は長文問題です。
②の文法は「英文法入門ドリル」、「英文法基礎ドリル」(駿台文庫)の2巡終了、東進ブクッスの「英文法レベル別問題集超基礎編」「英文法レベル別問題集基礎編」の2巡目がそれぞれ終わり、ここまでは間違いも少なく、難なく進みました。 ③長文問題については、英検が近づくと英検の過去問の長文を、そうでない時は「英語長文ハイパートレーニング」の超基礎編(駿台文庫)をやっていて、それは間もなく終わります。

文法はここ3回ばかり、学校で使用している桐原書店の即戦ゼミ「基礎英語搬出問題総演習」をやり始めました。
F子ちゃんと話し合った結果、夏休みに入る前までに1回目を終了する計画を立て、毎週30ページを宿題でやってくることになりました。

F子ちゃんにとってはハードルが高かったらしく、これまでと違い、間違っている問題の方が多くなりました。あまりに×が多いと、やる気がなくなってしまうものですが、Fちゃんにはやる気はあります。
ただ、気力が出なくなりました。
欲張らずに、積み重ねていくしかないので、宿題の量を減らすことを提案したのですが、F子ちゃんは早く終わらせたいと言って、これまで通りにやると言っています。

F子ちゃん自身、あるレベル以上の大学を希望していますが、日東駒専レベルを例にとると、浪人する覚悟で勉強しても、合格する可能性は低いというのがアンの考えです。
現在通っている進学塾の先生は、「頑張れば大丈夫だから」と、耳障りのいい言葉を言うようですが、アンは都合のいいことは言いたくありません。

一番の問題は、F子ちゃんは頑張っているとは言っても、勉強量が圧倒的に足りていません。
塾では毎日5時間と言われているそうですが、おそらくその半分もやれていないと思います。
宿題の量を増やして、それを確実にやってくるようにすれば可能性は出てくると思いますが、そうするとF子ちゃんの心が壊れてしまう気がします。

一般受験の大学受験の生徒にはこれまでかなり宿題を出してきましたが、心身共に健康な生徒であっても、受験はやはり苦しいもので、後で大変だったと生徒から聞いています。

それと教材選びなのですが、受験には役立つかもしれませんが、桐原書店の「即戦ゼミ」、それよりさらにページ数の多い同じく桐原書店の「Next Stage」は、アンの好みではありません。
機械的にただ暗記する部分が多くて、かつての生徒のやる気が起きなかった気持ちはよくわかります。

それよりも、学校で使用する教材でいうなら、「高校リード問題集」の方がいいように思います。
「即戦ゼミ」にしても「リード問題集」にしても、学校の授業中にやるのではなく、大方は自習用で、テスト範囲に組み込まれていたりするので、生徒本人のやる気と気力にかかっています。

どちらにしても夏休みも近づき、受験生はより受験勉強に拍車をかけるので、生半可な頑張りでは通用しなくなることは確かだと思います。

F子ちゃんはAO入試も視野に入れていいと思うのですが、出席日数の関係でどうなるかわかりません。



共通テーマ:資格・学び

私立大学付属高校S子ちゃんの受験結果 [受験]

中学2年から高校2年まで4年間、神奈川から都内のアンの家庭塾まで往復4時間かけて通って来ていて、高校3年からは地元の2つの塾に毎日通い続けていたS子ちゃんから受験結果のラインが届きました。
志望する大学には不合格で、浪人することに決めたと書いてありました。

1週間ばかり前のことでしたが、アンは気になりながら、こちらから連絡するのは控えていました。
その時点で、付属高校の卒業式が終わっていることはネットで検索してわかっていたし、大方の大学の合格発表も終わっていたので、連絡がないということは上手くいかなかったのではないかと予想はしていました。

ラインをもらった後すぐにアンから連絡を取り、S子ちゃんと話すことができました。


レベルの低い大学には入りたくない、とにかく偏差値の高い大学に入りたいということなら賛成しかねたのですが、S子ちゃんは塾の先生にその大学を紹介され、実際に行ってみて、説明を聞き、どうしてもその大学のその学部で勉強してみたいと思ったそうです。 アンも、S子ちゃんの説明を聞き、S子ちゃんに向いていると思いました。

S子ちゃんの興味のある様々なことが学べそうだし、机上の理論ではなく、フィールドワークが多いので、暗記は苦手でも考えることが得意で、発想もユニークなS子ちゃんにはぴったりだと思いました。

試験科目は英語と論文で、これから地元で新規の塾に通い、1年間頑張るそうです。

今後の受験勉強で気になっていることがあるので、質問しました。
英語については、アンの家庭塾で基礎はほぼ身についたと思うのですが、「アンのところをやめた後、どの程度、力がついたと思うか」という問でした。
すると、S子ちゃんは「理解は出来ていると思う」と答えました。
理解していることと、実際に問題を解いて出来るかはまた別なので、今後はそこが課題になっていくと思いました。
苦手な暗記については、S子ちゃん自身も自覚しているとおり繰り返しやるしかありません。

論文については見込みがあると思いますが、それは先生選びが重要になってきます。
以前、美大受験の生徒が通っていた塾のように、ダメだしばかりで、具体的なアドバイスを得られないと上手くいかないと思っています。自分で見極めるしかありません。

S子ちゃんは、ある程度、浪人は覚悟していたようで、やる気十分でした。
家庭塾に通い始めた頃は、宿題はともかくとして、家で勉強する習慣がないとのことだったのに、あと1年、勉強するというのですからずいぶんの変わりようです。
楽天的だし、根性もあるので、後々の糧になっていくことでしょう。

近いうち、顔を見せに来てくれるそうです。
アンは、S子ちゃんのことが大好きだったので楽しみです。

共通テーマ:学校

2023年度都立チャレンジ高校の応募状況 [受験]

ここ何年も、都立チャレンジ高校だけでなく、一般の都立高校の倍率も新聞に掲載されなくなりました。
今はネットの時代だとはいえ、それに紙面を割くくらい動作もないことだと思うのですが、それだけ優先順位が低いということなのかもしれません。
私は昨晩、ネットで以下の情報を見つけました。

今年度も、チャレンジ高校の受験生は家庭塾にはいませんでしたが、例年、記事にしているので、簡単ですが載せることにしました。
六本木高校  募集人員 170  最終応募人員 男108 女167 計275 応募倍率 1.62

大江戸高校  募集人員 170  最終応募人員 男114 女103 計217 応募倍率 1.28

世田谷泉高校 募集人員 170  最終応募人員 男99  女126 計225 応募倍率 1.32

稔ヶ丘高校  募集人員 230  最終応募人員 男160  女129 計289 応募倍率 1.26

桐ヶ丘高校  募集人員 170  最終応募人員 男73  女82  計155 応募倍率 0.91

小台橋高校  募集人員 230  最終募集人員 男105  女108 計213 応募倍率 0.93


チャレンジ高校は難しくはありませんが、誰でも入れる高校では以前はなかったと思うのですが、倍率を見る限りでは明らかに一時の勢いはなく、人気が低迷しているように思われます。
それは、その地区にはチャレンジ高校がないということで足立区に新設された小台橋高校の倍率からも想像できます。
この倍率なら、作文でも、面接でもやる気さえ見せれば、合格するのではないでしょうか。



チャレンジ高校はチャレンジして合格出来る高校だと思ってきたアンにとっては寂しいとしかいいようがありません。
一つだけ受験生や保護者に伝えたいことがあります。
それは、高校に合格すること、あるいはその先の大学に合格することだけをゴールにしてほしくないということです。
今は目先のことしか考えられないかもしれませんが、その先の道も果てしなく続いていくからです。
その先の人生のほうがはるかに長いし、生きづらい世の中になっているので大変です。

解決策としては、出来れば、何事に対しても、「面倒くさい」という気持ちを切り替え、まず目の前のことを少しでもいいからやるようにすることだと思います。
「家庭塾」は、言ってみれば「面倒くさい」という気持ちを減らす練習をする塾とも言えるかもしれません。
そうすることによって、生徒の未来への展望が拓けてくると信じています。
何事も面倒だと思う生徒、またはわが子のことで悩む保護者の方には伴走者が必要だと思っています。特に、不登校の生徒と保護者には!

いずれにしても、不登校から高校進学、その先の大学、その他の進路が、受験生にとって希望の持てる未来になることを切に願っています。

共通テーマ:学校

2022年度都立チャレンジ高校の応募状況 [受験]

2022年度は、都立チャレンジ高校の受験生の募集は停止していて、受験直前になって、スポット指導の募集をしましたが応募はなかったので、「家庭塾」からの受験生はいませんでした。

それでも、毎年、応募状況の記事をアップしているので、メモ程度に残しておこうと思いました。
新たなニュースとしては今年(令和4年度)、足立区に小台橋高校が開校されたことです。

応募倍率は以下の通りです。
六本木高校  1.62
大江戸高校  1.28
世田谷泉高校 1.32
稔ヶ丘高校  1.26
桐ヶ丘高校  0.91
小台橋高校  0.93

アンの感想としては、毎年、倍率は下がっていて、以前は人気があった六本木高校や大江戸高校も、合格する難易度は低くなっているようです。
不登校の生徒は増えているというのに、進学先の選択肢が増えたためでしょうか。
都立チャレンジ高校が、不登校や学力不振の生徒にとって、他の通信制高校やサポート高校に比べて、合格するにはそれなりの努力が必要というのが望ましいと思っていたので、現在の状況は残念な気がします。
何故かといえば、不登校や学力不振の生徒は合格することより、入学した高校で再び不登校になったり、学力不振にならないことが大切だと思っているからです。
通常、不登校や学力不振の生徒は、自己肯定感が低いのですが、自分を認められるようになったり、自分を好きになるのは、高校受験のこの時期に、「自分なりに頑張った」と思えることが、その先のやる気につながり、将来の夢も描けるようになっていくのだと、アンは信じています。

そのためのお手伝いをしたいと思っていたので、都立チャレンジ高校には頑張ってもらいたいです。

共通テーマ:学校

都立チャレンジ高校受験生のスポット指導 [受験]

都立チャレンジ高校の願書提出日まで2週間を切りました。
今年は息子が深刻な病気を患っているため、息子のケアで、長期の指導はお引き受けできないと思い、チャレンジ高校の受験生の募集は停止していました。

けれど、受験が迫ってきた今になって、1~2回、または数回のスポット指導なら受けることが出来るのでは思い直しました。
どの程度お役に立てるかわかりませんが、家庭塾に来ていただくか、またはオンライン指導でもお引き受けしたいと思っています。
今からだと、作文練習と面接練習になるかと思います。

電話またはメールでご連絡いただければと思います。
以上、よろしくお願いいたします。

コメント(0) 

2021年 都立チャレンジ高校受験を振り返って [受験]

今年の都立チャレンジ高校の受験生は家庭塾からは1人でした。
3月2日の合格発表当日、受験生Fちゃんのお母さんからラインで以下の連絡がありました。

Fちゃんのお母さんからアンへのライン
第一志望の2部に合格しました! これから入学確約書と制服の採寸、あと中学校へ行きます。
また落ち着いたらご連絡します、取り急ぎご報告です!

アンからFちゃんのお母さんへのライン
わあっ、おめでとうございます。
合格するとは思っていましたが、ほっとしました。

それにしても、まだ9時前、ずいぶん早く結果がわかったのですね。
Fちゃんにも、心から、おめでとうとお伝えください。

それから一週間後、Fちゃんとお母さんはステキな花束を持ってアンに挨拶にきてくれました。
お母さんだけでなく、Fちゃんからも「一人ではとても作文は書けなかったと思うので、ありがとうございました」とお礼の言葉をもらいました。

Fちゃんはそう言っていましたが、実は最初からFちゃんは1人で作文を書く力を持っていたのです。
というのは、チャレンジ高校の受験生は、通常、志願申告書の作成、作文練習、面接の順に進んでいくのですが、まず志願申告書の作成からFちゃんはこれまでの大方の生徒よりも優れていると思いました。
志願申告書には1.志望動機、2.将来の夢、希望、3.高校生活への抱負、4.自己PRなどを横書きで5行から10行程度で書くのですが、通常は自分一人で文章のするのは難しいようで、アンが生徒の気持ちに合った言葉を探しながら(大学受験の志望理由書も同様です)、二人三脚で書き進めていくのが常でした。
ところがFちゃんは時間をかけて納得がいくまで考え、自分で文章を書きました。
「これでどうですか?」とよくアンに意見を求めてきたので、その時だけアドバイスをしていました。
作文練習に入ってからも、構成の立て方や、文章をだらだらと長く書かないようにアドバイスしたくらいで、作文の宿題もよくやってきていたので、作文については早い段階で合格点に達していると思いました。
12月下旬からは面接練習にも取りかかり、こちらは作文ほど上手くいきませんでしたが、2月に入ってもこれまでと同じ週1回のペースで通ってくればいいと思っていました。けれど、Fちゃんは心配だったらしく、2月からは週2のぺースで通って来ていました。
Fちゃんの家から家庭塾までは1時間半以上かかります。ずっと休まずによく通って来ていました。

Fちゃんの志望校は、チャレンジ高校の中でも作文のレベルが高いのですが、今年は他のチャレンジ高校と同様に倍率が低く、精神面でハプニングさえ起こらなければ合格すると思っていました。

1、2年は不登校、3年からは1日数時間は学校に通えるようにもなっていたのですが、アンから見て、問題なのは「自己肯定感」が著しく低いことでした。
「私はバカだから」、「頭が悪いから」と自分の欠点を並べ立ててばかりいました。
学校に通えてない時期も、塾に行ったり、自宅で一人で勉強したりして平均点以上の成績は取れていたといいます。けれど、F子ちゃんは優秀な子と比較して、自分はだめだと断定し、完璧を目指していました。
不登校の生徒で自信のある子はいませんが、F子ちゃんは極端すぎて、そうすると外見も精彩を欠いて見えるので、面接では不利になると思いました。
面接では外見が大事だから、どんな質問にも完璧に答えられるようにするより、しどろもどろになったり、沈黙をすることがあっても、一生懸命答えようとするその姿勢の方が大事だと、F子ちゃんには繰り返し伝えました。

Fちゃんのお母さんとは何回も、ラインのやり取りをしていたのですが、「自己肯定感」の部分に特化して、一部を抜粋して紹介したいと思います。

アンからF子ちゃんのお母さんへ
面接練習ではまだ触れていませんが、自分を必要以上に低くみているところは改めたほうがいいと思っています。
いいところが沢山あるのに、悪い点ばかりを見て、自分には能力がないとよく言っていました。

他人と比べないで、FちゃんはFちゃんのままで何の問題もないと折りにふれ言い続けていたら、以前より自己肯定感が上がってきたように思います。

F子ちゃんのお母さんからアンへのライン

当初は作文が苦手と言っていたので先生にお世話になる事にしたわけですがそれ以上のものを頂いております。
志願申告書の清書だけでも親子では感情的になり、最終的にここまで仕上げることが出来ないと実感しました。
作文を書く技術だけでなく自分を見つめなおす時間にたっぷり付き合って頂いた結果、自己分析ができて自分で人生を作っていく意志が生まれてきたかなと思います。

以上のような過程を経て、受験日が近づいて来る頃には、自分自身に対して否定的な言葉をほとんど言わなくなりました。
精彩が感じられなかった顔つきも変わってきました。
目に強い光が宿るようになりました。

この光があれば合格はより確実になり、高校に入学しても、また不登校に逆戻りすることなく、やっていけると思いました。
これまでも、休まずに通い続けて来る生徒はみなこのように変わっていきます。

合格することはもちろんですが、自分で自分を認められるようになることの方が、今後生きていくうえでははるかに大切だと思っています。

F子ちゃんはこれからも、大学受験を目指して英語を勉強しに家庭塾に通って来ると言っています。
それはアンにとってはありがたく、うれしいことです。




共通テーマ:学校

2021年 チャレンジ高校願書提出日に寄せて [受験]

今年はコロナ禍の中で、チャレンジ高校の願書も生徒が受験校まで出向いて提出するのではなく、在籍する中学校がまとめて提出することになっていたので、郵送の締切日が2月4日(木)ということはわかるものの、応募状況がいつになるのかは定かではありませんでした。けれど、昨晩になって、東京都教育員会のホームページに掲載されていることに気づいたので、例年どおり記事にしました。

チャレンジ高校は年々倍率が下がっていますが、今年はそれがさらに顕著になっていました。これまで人気が高かった六本木高校と大江戸高校が大幅に倍率を下げているのも、アンにとっては意外なことに思えました。
男子の応募人員より女子の応募人員の方が多い(稔ヶ丘高校は昨年と同様、例外ですが)のは変わらぬ特徴のようです。

以下に、東京都教育委員会のホームページから抜粋した倍率を記載します。
※(   )内は2020年の倍率です。

        募集人員      応募人員    計     倍率
六本木高校    170    男86  女144   230    1.35(1.76)
大江戸高校    170    男83  女115   198    1.16(1.52)
世田谷泉高校   170    男88  女85    173    1.02(1.26)
稔ヶ丘高校    230    男167  女124   291    1.27(1.31)
桐ヶ丘高校    170    男76   女90   166    0.98(1.21)

入試まで約1週間。不登校や学力不振の生徒にとっては良い進学先だと思っていた都立チャレンジ高校の人気が下がり始めたことに関係があるのかわかりませんが、家庭塾からの受験生は1人です。
毎週1時間半以上かけて通って来ていて、本当によく頑張っています。
合格する確率は高いと思っていますが、面接官の好みも関係するのでこればかりはわかりません。
これまでの努力がきちんと実ることがアンの願いです。



共通テーマ:学校

嬉しい報告(指定校推薦合格の知らせ) [受験]

2週間ほど前になりますが、「2018年度 チャレンジ高校受験を振り返って(2)」のE子ちゃんから指定校推薦で大学に合格したという電話がありました。
E子ちゃんとは、高校1年の夏休みにアンのところに遊びに来て以来のことだったので、2年余りの月日を経ていました。もともと頑張り屋でしたが、その時も成績はクラスで一番とのことでした。

チャレンジ高校受験の時から、なりたい職業も決まっていて(保健、医療系)、それに合わせた大学に進学する予定だと言っていたので、連絡をもらった時には、その方面の大学に合格したのだと思っていました。
大学名を聞いた時は、チャレンジ高校からその大学に指定校推薦の枠があるとは思っていませんでした。レベルが高いと思ったからです。

E子ちゃんによると、いろいろ考えた末に、進路を変更し、==大学の外国語学科で学びたいと思ったそうです。名を取った賢い選択だと思いました。
指定校推薦に必要な成績も余裕で取れたそうで、E子ちゃんならどこの大学に入学しても、これまでと同じように努力出来るでしょう。

実をいうと、E子ちゃんが通うチェレンジ高校は他のチャレンジ高校に比べ、家庭塾からの合格者は多かったのですが、生徒たちからはあまりよい評判を聞いていませんでした。
ところが、E子ちゃんにとっては、とても良い高校とのことでした。
雰囲気も落ち着いていて良かったし、仲のよい友達も出来て、楽しく充実した高校生活が送れたとのことでした。
向き、不向きがあるのは仕方がないことですが、E子ちゃんのように、頑張って入ったチャレンジ高校が気に入り、そこで満足のいく高校生活が送れ、希望する進路に進めたら最高だと思います。

後に続く、チャレンジ高校の受験生もそうなることを願ってやみません。
また、E子ちゃんが未来に向けて、さらに羽ばたいていくことを期待したいです。


美大推薦入試合格 [受験]

中学2年の12月から4年間通って来ていた私立大学付属高校のR子ちゃんが、つい先日美大の自己推薦入試に合格しました。

まずは、試験当日、及び合格発表の日のR子ちゃん、アン、そしてR子ちゃんのお母さんとのやり取りをラインで紹介したいと思います。

試験当日
アンからR子ちゃんへ
7.33 R子ちゃんはやるだけのことはやってきました。
そんな自分を信じて、今日も試験に臨めば大丈夫です。
   声援しています。
R子ちゃんからアンへ
15:44 ありがとうございます!
   今試験を終えました。
   自分の持てる力を出せたと思います。
アンからR子ちゃんへ
16:16 お疲れさまでした。
今日はゆっくり休んでくださいね。
R子ちゃんからアンへ
16:25 ありがとうございます。

合格発表の日
R子ちゃんからアンへ
12:36  こんにちは。無事合格しました!
アンからR子ちゃんへ
13:07 本当に本当におめでとうございます。
   良かったですね。
   私もすごく嬉しいです。

アンからR子ちゃんのお母さんへ
13:22 こんにちは。
    R子ちゃんから合格の知らせをもらいました。
    おめでとうございます。
    本当に良かったですね。
    私も嬉しいです。
R子ちゃんのお母さんからアンへ
13:25 先生、本当にありがとうございます。
お礼はまた改めさせていただきますが、R子はアン先生だから頑張れたのだと私も痛感しています。アン先生に見ていただいて、本当によかったです。改めて、きちんとご挨拶させてください!!
今はもう仕事が手につかなくて困っています。

R子ちゃんからアンへ
16:45 まだ実感がわきませんが、合格できたことに安心しています。良い報告ができてよかったです!
アンからR子ちゃんへ
ギリギリまで頑張った成果だと思います。その気持ちを忘れないでいてほしいです。
R子ちゃんからアンへ
21:02 本当にありがとうございます!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
R子ちゃんは当初は英語が苦手な生徒として通って来ていたのですが(10段階評価で5程度だと記憶しています)、半年ほど経つと学校のテストでも最低でも80点は取れるようになり、高校の3年間は4段階のトップクラスを維持し、高2年の1月で英検2級に合格、英語は得意だと自負できるようになっていました。
学校での成績をキープするためと、美大の一般入試に備えてアンのところには通い続けていたのだと思います。

ところが美大の推薦入試を受けることが決まると、画塾にも通っていたので実物を写し取るデッサンなど技術的な面はクリアできるにしても、推薦入試に必要な見えないものを想像して描く発想力や作文の力が決定的に不足していることがわかりました。また、一番大切な美大の〇〇学科に進みたいという気持ちがR子ちゃんからは伝わってこないのが問題だと思いました(面接では志望動機が必ず問われるので)。
R子ちゃんのお母さんとは何度か電話でやり取りをしていましたが、美大は無理だと思うので滑り止めの大学を両親で密かに考えているとのことでした。
9月時点では、アンも合格の可能性は低いと思っていました。

そこで、志願理由書を書き上げたあとは、一般受験に向けての英語や現代文の過去問を中断し、推薦入試の対策に絞りました。
具体的には、〇〇学科に必要だと思われる作品を数多く見に行くこと(アンも少しだけ付き合いました)、著名な作品の載っている本を読み知識を増やして、製作者の名前やその作品についての感想が言えるようにすることなどです。
それらに真剣に取り組む中で、〇〇学科に行きたいという思いが強くなり、面接官にも、口先だけでなく、伝わる言葉として出てくると思ったからです。
特に力を入れたのは作文です。絵の塾では作文については、ダメ出しだけで、具体的なアドバイスはあまりないとのことだったので、俯瞰的な物の見方や、発想の仕方、構成の立て方、アンならこのように表現するなどのアドバイスをしました。
また、面接の練習も同時に行い、志望動機や印象に残った作品、美大に入学したら何をやりたいかなどは本人の気持ちを確認しながら徹底的に練習しました。

試験当日、R子ちゃんには「やるだけのことはやった」というラインを送りましたが、アン自身もやるだけのことはやったという思いがありました。
4年という歳月を共にやってきて、R子ちゃんが当初の希望通りの進路に進めて、喜びを分かち合えたことで心が満たされました。
けれど、まもなくお別れ、寂しいのも事実です。



共通テーマ:学校

美大受験対策 [受験]


美大の推薦入試が今月中に実施されることになっていて、今はその追い込みの最中です。
推薦入試が上手くいかなかった場合も視野に入れて、2月の一般入試に向けて、これまで英語の指導をしてきましたが、受験科目の現代文も見てほしいというR子ちゃんの要望で、9月、10月中旬までは英語の他大学の過去問(志望校の過去問は全て終了しているので)と、志望大学の現代文の過去問をやっていました。
けれど、推薦入試の内容を確認したところ、これまで画塾でやってきたデッサンなどの美術のスキルより、彼女の希望する学科は発想力や作文の力が問われることがわかり、10月中旬からは急遽、発想の仕方や、画塾で書いた作文の手直しをすることになりました。
アンには美術的なセンスはありませんが、ポイントを掴んだり、発想力の磨き方、また美術的な文章に関しても要点や構成の立て方はわかるので、そこを中心に指導しています。
発想力については、誰でも斬新な発想が次々と湧いてくるわけではなく、美術館に行ったり、本を読んだり、様々な事物に興味をもって、それを自分の引き出しに入れておき、必要な時に取り出せるようにしておくことが大切だと思っています。
作文については、内容や主張に一貫性があり、採点者がそれを読んだ時に、絵や実物がなくてもイメージ出来ることが望ましいはずです。
この期に及んでという感じですが、アンもR子ちゃんと一緒に芸術、美術作品を見に行き、感性を引き出す手伝いが出来ればと思っています。
R子ちゃんの発想力、作文力はまだまだですが、最後の最後まで頑張って試験に臨んでほしいと思っています。

推薦入試に合格すれば4年間通ってきたR子ちゃんの指導は今月で終了、上手くいかなかった場合は、2月の一般受験に向けて、英語と現代文(作文を含む)の勉強を続けていくことになります。