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わが子のために心が痛みますか [不安なお母さん方へ]

子どもが不登校になったり、ひきこもりになったり、あるいは極端な学力不振であるとき、お母さんは、子どもに対してどういう気持ちをもちますか。

不登校やひきこもりや勉強の出来ないわが子のことを、非難したり、責めたり、裁いてはいませんか。
傷ついている子どもにとって必要なのは、子どもを裁く親ではなく、自分のために心を痛めてくれる親の存在です。
親が自分のために、どれだけ心を痛めてくれているか、自分のために時間や心を割いてくれているのか、それがわかった時に、子どもは変わっていくと思うのです。

どうか、わが子のために心を痛めてください。
そうしながら、暗い顔は極力さけて、笑顔を見せてあげてください。



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悩む親へのメッセージ [不安なお母さん方へ]

不登校や引きこもりの子どもや若者に心が惹かれます。やさしくて、純粋で、他人から傷つけられることはあっても、傷つける側の人間ではないと思うからです。

もう10年以上前から、不登校や引きこもりで悩む子どもやその家族の力になりたいと思ってきました。
そのための勉強も重ねてきました。また、そうした中で出会った子どもや若者といろいろな話をし、楽しい時間を過ごしました。

また、私には、子育てで悩み苦しんだ末に、天国に旅立ってしまった知人がいました。
彼女は親しい友人にさえ、「問題をもつ」わが子のことを打ち明けられずに、10年以上にわたって、つらく悲しい日々を送っていました。

私も息子の子育てでは苦労しました。
現在の私は、いろいろな勉強をして「認定心理士」や「子どもソーシャルワーカー」の資格も取り、「問題をもつ子」とその親にも関わってきたので、理解も深まっていますが、子育て真っ最中の頃は、何もわかっていない母親でした。

極端に勉強のできないわが子の存在を、ありのままに認めることができずに、学校や社会の枠に当てはめようと、毎日、何時間も子どもの勉強をみていました。
振り返ってみれば、なぜあれほど普通であることにこだわったのかと思いますが、当時の私は必死でした。

息子は小学校時代にはいじめも経験し、中学受験を考えて、私も息子と一緒に大変な努力をしました。結果的には、家庭や学校、社会の枠からも飛び出した山村留学を選んだことで、息子は輝きを取り戻すことができ、私自身も成長しました。

不登校にも同じことが言えると思います。子どもが学校や社会の枠から外れてしまったら、ふつうでなくなってしまったら、この先、社会の中で生きていくことが出来るかどうかと親は不安になり、居ても立ってもいられない気持ちになると思います。
学校は行かなければならないところ、社会に出たら働くものだという考え方が、知らず知らずのうちに親の頭の中に刷り込まれているからだと思います。

本当は、「不登校のわが子」をありのままに認めることできたら、それが一番よいことなのですが、これは容易なことではありません。表面的には子どもを受け入れているように見えても、心の中では「とにかく、学校に行ってほしい」「家にいるなら何か有意義なことをしてほしい」という気持ちが働いてしまうからです。親としては無理からぬことだと思います。

どうしたらいいのでしょうか。
私は、自分が信頼できると思って選んだ第三者(専門家とはかぎりません)に、話を聞いてもらうことだと思います。
前述の私の知人も、誰かに自分のつらい気持ちを聞いてもらって、それを受け止めてくれる人と出会っていたら、絶望の中で悲しい結末を迎えなくてもすんだかもしれません。

彼女のような悲しい思いは、もう誰にもしてほしくありません。
「この先どうなるのだろう」「何とかしなければ」と思っているだけでは、何も始まりません。
決して絶望はしないでください。あきらめないでください。
一緒に希望を見つける努力をしていきましょう。



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