SSブログ

今ここにあるいじめ [不安なお母さん方へ]

もうじき夏休みですね。
不登校の生徒、またその保護者にとっても、学校に行く必要のない時期はほっとするのではないかと想像しています。
まして、いじめから不登校になっている生徒にとってはなおさらのことだと思います。

今日、たまたま読んでいたツイッターに、担任の先生から明らかにいじめと受け取れるほどの差別を受けて、持って行き場のない怒りと悲しみを抱えている母親の話がありました。

それを読んで、今は亡き息子が小学校の5,6年の時に先生から受けたひどい仕打ちを思い出しました。
当時、息子は忘れ物の常習犯で、母親の私が細心の注意を払っていても忘れ物が減らずに、それを快く思わない担任の先生が息子につらくあたっていました。
担任の先生がそんなふうだと生徒も同調し、息子がつらい立場に立たされていたことは事実でしたが、同じくいじめられている仲のよい友だちもいたこともあって、不登校には至りませんでした。

けれど、学校で怒られ、家でも私が怒ることが多かったこともあり、息子の毎日は何の楽しみもなく、つまらなかったと思います。

今の私だったら、担任を最低の先生だと思い、何があっても息子の味方をしたと思いますが、未熟な母親であった私は、息子を非難する担任に一言も返せませんでした。

それでも、その先、息子に、つまらないと思う人生を送らすことだけは避けたいと思ったので、中学1年から一年間山村留学に出しました。
よかれと思って、先回りをすることの多かった私から離れて、失敗する経験をたくさん積んで、自ら学ぶほうが息子のためにもなると思ったからです。
結果、息子は見違えるように成長して帰ってきました。
成人してから、「僕は山村留学に行かなかったらどうなっていただろう」と振り返っていました。

月日を経て、今、もし自分の子どもがいじめられているとしたら、どうするだろうと考えてみました。
残念ながら、学校に訴えても、それが解決しないのは昔も今も変わらないと思っています。
いじめられている子の苦しみやつらさを理解し、動いてくれる学校や担任の先生がどの程度いるか疑問だからです。信用できないと思っています。

それではどうするか。
私は逃げ出すか、転校しかないと思っています。
そうしたからといって解決するかどうかわかりませんが、わが子を苦しい環境においたままにするのは、その子の将来にとってもよくないし、長期間にわたって傷が残ります。

別の場所に子どもを移して、そこが合わなかったら、また別の場所を探す。
諦めないで動いていれば、必ず、道は拓けると思います。

前回の記事では、不登校の生徒にとって、「夏は正念場、勉強が大事」とかきましたが、いじめで苦しんでいる生徒はそれどころではないと思います。
まずは不安材料を取り除くことが、求めらえると思います。
コメント(0) 
共通テーマ:学校

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。