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大学院進学 [家庭塾卒業後の生徒たち]


つい先日、「2012年チャレンジ高校受験を振り返って」、「チャレンジ高校受験から大学合格まで」、「家庭塾卒業後の生徒たち(1)」などで記事にしたR子ちゃんが、来年の春から大学院に進学することが決まったと報告しに来てくれました。
家庭塾の生徒で、大学院に進学するのはR子ちゃんが初めてです。
想像していたことなので驚きはしませんでしたが、やはり嬉しい報告で、アンまで誇らしい気持ちになりました。
23歳の誕生日を迎えたばかりだったので、心ばかりのケーキでお祝いをしました。

R子ちゃんは、まだ必要以上に人からどう思われているかが気になって悩んだり、中学の時に不登校だったことは引きずっているようですが、出会った頃は少女だったのに、エレガントな女性になって(と言っても、可愛らしくて、大人びてはいませんでしたが)、月日の流れを感じました。

アンが一番良かったと思ったことは、今年からアルバイトを始めたと聞いたことです。
消極的でおとなしいR子ちゃんが、大学や大学院では何とかやり過ごせても、社会に出て行くのは大変だと思っていたからです。
大学ではハードなゼミに入っていて、その日、R子ちゃんが家庭塾に来たのも5時過ぎでした。それでもその日は午後が空いていたということで、通常は夜までゼミの教室にいるとのことでした。
ほとんど朝から晩まで大学、そして土、日はバイトだというのですから、体力も精神力もついてきているのだと思います。バイトで稼いだお金は、大学院の学資の足しにするそうです。
最近、働き始めたお母さんに申し訳ないからと言っていました。
つらいことがあるとお母さんに話を聞いてもらっていたR子ちゃんが、今では反対に聞き手に回ることもあるようです。
生徒の成長をつぶさに見られることは、アンにとっては何よりの財産になります。
これからもきっと、まだまだ成長していくことでしょう。楽しみです。

最後に、R子ちゃんのお母さんから届いたメールを紹介させていただきたいと思います。

R子ちゃんのお母さんからのメール
ご無沙汰しています。
先生、お変わりありませんか。
先日は、R子がおじゃましました。ありがとうございます。
久し振りに先生と会えて、うれしかったようです。

私は、7月から平日、仕事を始めました。
結婚してから仕事をしていなかったので、まだまだ慣れない状態です。私が仕事を始めた事により、R子が自分でやらなければならない事が増えたので、自立につながっていればよいな、と思っています。

先生の指導を受ける前は、この先どうなるだろう―R子が自立でき出来る時があるのだろうか―と不安だらけでした。
今、前に歩きだしているR子を見守りながら、あの時、薬だけでなく、先生の存在は、とても私に安心感を持つ事が出来ました。また、私も先生にお会いできる日がありましたら嬉しいです。
先生、お体には気をつけてください。



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