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さようなら不登校(完)PART2-Ayu ちゃん [Ayuとアンの不登校記録]

夏休み中のある日、4ヶ月ぶりにAyuちゃんに会いました。
Ayuちゃんの家ではなく外で会ったせいもあってか、ちょっと見ただけではAyuちゃんと気づかないほど大人っぽくなっていました。
今回会ったのは、Ayuちゃんに「さようなら不登校」を宣言してもらうためと、アンの家庭教師としての役目に一区切りつけるためでした。

Ayuちゃんはすでに高校2年生の1学期までを学校に通い続けていて、アンの問いにきっぱりと『「さようなら不登校」で大丈夫です』と言い切っていました。
Ayuちゃんの家庭内ではお母さんの病気をはじめ問題は山積みですが、めげずに家事を手伝うなどして頑張っています。
2年になってから受け始めた学校での実習の授業が、将来の仕事に結びつく可能性が出てきたことも明るい兆しです。
Ayuちゃんと2年半近く付き合って、Ayuちゃんの成長を間近に見ながら、「さようなら不登校」の日を迎えることが出来て、アンも感慨無量です。
これで家庭教師としての仕事は終わりですが、これからもAyuちゃんの成長は見守り続けていきたいと思っています。

以下は、Ayuちゃんが「さようなら不登校」(完)に寄せて書いた文章です。

こんにちは。Ayuです。「さようなら不登校」は今回にて、終わります。
中学時代、不登校で半分も通えなかった私に“さようなら”と言う意味です。
今現在、高校生の私は毎日学校へ通えています。だけど、人間関係で悩む事は今だってもちろんあるし、うまくいかない事とかも沢山あります。それでも、信頼できる友達、ぶつかり合える友達、大切な人たちが居てくれて本当に感謝です。

今の自分だからこそ、こういう人達に出会えたのではないかと思っています。
“今の自分”とは、まず学校に通えているという事と、色々抱える事があっても、乗り切ろうとする自分と、不器用だけど自分の想いを素直に言える(打ち明ける)自分です。
中学生だった頃の私なら、考えられない事実です。

アン先生とは、2年以上の付き合いになります。不登校だった頃のほとんどはアン先生に支えられていたと思います。今も支えてもらっている部分は変わらずにあると思います。
“居なきゃ無理”だった存在が“居てくれて感謝”と言う気持ちへ変わっているのも確かです。
PART1のアン先生の「これからもAyuちゃんの事はずっと見守り続けていきたいと思っています」の言葉を胸にちゃんと受け止めて、頑張って行きたいと思います。


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