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人を殺す若者たち [講演会・シンポジウム]

NPO法人“日本子どもソーシャルワーク協会”主催のシンポジウムのお知らせが届きました。
タイトルは「人を殺す若者たち」で、秋葉原の通り魔事件を取り上げています。

秋葉原通り魔事件とは、今年の6月8日、東京秋葉原の歩行者天国に男が小型トラックで突っ込み5人をはねた後、通行人12人をナイフで次々と刺し、死者7人、負傷者10人を出した無差別殺傷事件のことです。
犯人は25歳の派遣社員の男で、殺人予告と凶行までのプロセスをネットの掲示板で実況し,社会に大きな衝撃を与えました。、

私がこの事件を新聞記事で読んだ時には、被害者とその家族の悲しみや無念さを思うと、犯人に対する怒りがこみあげてきましたが、一方で、これほどの凶悪事件を起こすに至った犯人の心の中は一体どうなっていたのだろうと思いました。

マスコミ報道によると、・家族はもちろんのこと、誰からも相手にされなかった、認められてなかった。・派遣労働者として、絶えず首を切られるのではないかという不安があった、ということでした。

日本子どもソーシャルワーク協会のシンポジウムでは、現代という時代の中でもがき苦しみながら生きている子どもや若者達について、一般に報道される内容とは異なった角度から、事件や現象について考えていきます。
そのため、子どもの不登校やひきこもり、さらには様々な問題行動にどう対応してよいのか悩んでいるお父さん、お母さんにとっても、何らかのヒントになる話が聞けるのではないかと思います。
私も今回は久しぶりに、出席したいと思っています。


NPO法人 日本子どもソーシャルワーク協会主催
シンポジウム
人を殺す若者たち
~秋葉原殺傷事件他から考える~

シンポジスト
芹沢 俊介氏(社会評論家)――「イノセンス(根源的受動性)」の表出、という観点から、子どもの暴力について全面肯定理論を模索する作業を、10年以上にわたって継続している。 

高岡 健氏(岐阜大学医学部助教授・児童精神科医)―― 一貫して不登校やひきこもりを擁護する立場から論陣を張る。

寺出 壽美子氏(ソーシャルワーカー・日本子どもソーシャルワーク協会理事長)――虐待、いじめ、不登校、ひきこもり、家庭内暴力、薬物、摂食障害など、多岐にわたる子どもとその親への面接相談や、支援に関わっている。

                        
                          
日時:20086年11月23日(日曜日)13:30~16:15(開場13:15)
会場:砧総合支所 2階(小田急線「成城学園前駅」より徒歩3分)
費用:1,500円(資料代)
定員:90名

問い合わせ先:03-5727-2133
ホームページ:http://www.jcsw.jp 

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