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通信制高校で生徒急増 [受験・進路]

もうひと月以上前のことになりますが、NHKテレビのあさイチで、「通信制高校で生徒が急増」という話題を取り上げていました。10年前の2014年と比べると約1.7倍、11人に1人が通信制高校に通う生徒の割合だといいます。
生徒数だけでなく、通信制高校の数も増えているそうで、今年度は公立が79校、私立は224校、合わせて303校になり、10年前の1.3倍だそうです。

生徒数が増えている背景には不登校の生徒の増加が指摘されています。また、コロナ禍で必ず学校に行かなければならないと思っていた生徒たちが、オンラインでも授業を受けられるということに気づいたということもあるようです。

オンライン授業だけでなく、高校によっては週3日や週5日など通学日数が選べるようになっています。 不登校の生徒ばかりでなく、学力不振の生徒も受け入れているし、同じ境遇の生徒がいるので、生徒たちは安心して通えるというメリットもあります。

通信制高校は、私も過去に何校も訪問して、担当の先生から時間をかけて説明してもらっていますが、いずれの学校も先生たちはやさしく、面倒見がいい感じで好感を持ちました。

授業料が高額なのが気になっていましたが、申請により最大で、国の「就学支援金」と都民対象の「授業料軽減助成金」と合わせて26万5000円が助成されます。
それでも通信制高校にサポート校が併設されている場合は、生徒は2校に在籍することになるので、私立で週5日登校すると、それなりの金額になることが予想されます。

進路についてですが、通信制高校で難関大学を目指す生徒もいる一方で、卒業生の進路未定者が、2023年度の文部科学省の調査では、全日制が4%あまりなのに対し、通信制は30%を超えているというのも、課題になっているようです。
毎日、登校することが義務づけられていないことが、デメリットになっている可能性は否定できません。

その点、都立チャレンジ高校やエンカレッジスクールは、勉強はともかくとして、出席日数に関しては厳しいので、これをクリアすることが、将来につながっていくと思っています。さらに、誰でも入れるわけではなく、入学試験が課せられていることも、必要なことだと考えています。

また、高校を卒業することだけが目的で、いい加減な授業をする通信制高校もあるので注意が必要です。
私が見学に行った通信制高校、または生徒が進学した高校では、
NHK学園高校、科学技術学園高校、北豊島高等学校、立志舎高等学校、さくら国際高校、日々輝学園高校などがおススメですが、他にもいい高校はあるはずです。

これまでは不登校だったけど、高校には行きたいと思っている生徒は、この秋からいろいろ見学して、自分に合った高校を見つける行動を起こしてみてはどうでしょうか。


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