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不登校の生徒は逃げていい [不登校、ひきこもりのあなたへ]

夏休みもあと1週間余りで終わり。不登校の生徒にとっては憂鬱な時期かと想像できます。そんな中、朝日新聞の、「夏休み明け、学校に行きたくない、生きるのが苦しい、そんな悩みを抱える子に寄り添う企画、「with you~君とともに~」が始まりました。
今回、メッセージを寄せてくれたのは、クラウドファンディングサービスを創業した起業家の家入一真さんでした。(8月22日掲載の朝日新聞)

家入さんは現在、45歳だそうですが、中学のときに不登校になって引きこもり、高校も中退し、その後に入った会社にも行けず、退社を繰り返していたそうです。

以下は、家入さんの言葉からの引用です。

「当時、僕にとって学校が世界の全てでした。そこからこぼれ落ちて、将来も見えない。死にたくなるほど思い詰め、書き置きをして家を出ようとしたことが何回もあります。でも、書いているうちに涙が止まらなくなったり……」
「県立高校に進学しましたが、また行けなくなりました。これを言ったら嫌われるんじゃないか、この表情では怒らせるのではないか、常に考えるようになってしまい、人と接するのが苦痛だった」
ずいぶん前のことなのに、家入さんが当時のことを覚えていて、なかったことにしないで、不登校の生徒に寄り添おうとしている感性がいいなと思いました。

長年、不登校の生徒と接してきたアンには、家入さんの気持ちがよくわかります。
不登校が長引いて追い詰められると、母親に「一緒に死んで」と言った生徒もいます。
また、人からどう思われているかを極端に気にするのも、大部分の不登校の生徒には当てはまります。

では、どうしたらいいか。
家入さんは「世界は広い。そこから逃げていいんだ」と伝えたいと言っています。
いじめや、孤立、耐えがたい苦痛から逃れることは、自分自身を大切にすることであり、命を守ること。ポジティブな行動ととらえるべきだと。逃げて、逃げて、逃げ切れたところで呼吸を整えることで、ようやく「次どうしようか」と考えられる。

アンは家入さんの考えに100パーセント、賛成です。
逃げるのはよくないという人もかなりいるかと思いますが、そういう人は不登校の生徒が置かれている状況や辛さを理解していない、想像力に欠ける人のような気がします。
逃げることは恥ずかしいことではない、まずは勇気を出して逃げてほしいと思います。

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